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官報というのはご存知だろうか。
官報は、法律、政令、条約等の公布をはじめとして、国の機関としての諸報告や資料を公表する「国の広報紙」「国民の公告紙」。国が発行する機関紙であり、毎日発行されています。
見たことありますか?一般の人はめったに目にすることはないかもしれません。

何故、無縁墳墓等つまり無縁仏が増えるというのか?
平成11年、墓地、埋葬等に関する法律及び施行規則が改正されました。
その中で、無縁墳墓等の改葬手続きが簡略化されました。(無縁墳墓等とは、死亡者の縁故者がいない墳墓または納骨堂をいい、その改葬手続きとは、これに埋蔵若しくは収蔵された死体または焼骨の改葬手続きのこと)

改正前要件
墓地使用者及び死亡者の本籍地及び住所地の市町村長に対して、その縁故者の有無を紹介し、無い旨の回答を得ること
墓地使用者及び死亡者の縁故者の申し出を催告する旨を、二種以上の日刊新聞に三回以上公告し、その最終日から二月以内にその申し出が無かったこと

改正後要件
無縁墳墓等の写真及び位置図
死亡者の本籍及び氏名並びに墓地使用者等、死亡者の縁故者及び無縁墳墓等に関する権利を有する者にに対し一年以内に申し出るべき旨を官報に掲載し、かつ、無縁墳墓等の見やすい場所に設定された立札に一年間掲示して公告し、その期間中に申し出がなかった旨を記載した書面

もっと分かりやすくいうと、
本籍地と住所地の市町村長に対する紹介と二種類以上の日刊新聞に三回以上の公告

官報掲載と立札

随分簡略化されたと思いませんか。
市町村長に対する縁故者の紹介といっても結論が出るまで相当時間がかかるでしょう。日刊新聞二誌に三回も公告出すのは経費もかかる。
それが、官報掲載と立札

官報を見たことありますか?
貴方の先祖のお墓が、無縁墳墓等として改葬撤去の対象になっていることを知る手段が、官報と立札一年間。
何年かぶりにお墓参りに行ったら、お墓が無くなっていたなんてことが現実に起こり得るのです。

無縁社会、孤独死問題・・・生きている人でさえ無縁化しているのだから遺骨になったらさらに無縁化が進むのは当然の成り行きか。

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