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一般的に「お墓を買う」ということは、永代使用権の取得を意味します。
「墓地を使用できる権利を買う」ことであり、墓地の所有権を買うわけではないため、土地の名義が変わるわけではありません。
よって、墓地の使用権者が墓地として使用しなくなった場合には、管理者に返還することになり、他人に売買することはできません。
墓地の使用権者が墓地として使用しなくなった場合とは、改葬で移転する場合や無縁墳墓として墓地使用権を承継する者がいない場合などがあります。

昨年2010年秋、札幌市営墓地使用者の募集がありました。新規造成を行っていない札幌市営墓地で募集が行われるのは、このような改葬や無縁墳墓として返還された墓所の使用者を追加募集したに過ぎません。

つまり、一般のお墓では、「永代使用権」といっても決して「永久」に使用できるわけではないのです。
民間霊園の場合、毎年の管理費を一定期間滞納すると使用契約が解除される規定があります。公営墓地も同様であり、お墓の承継者がいなくなるとお墓はいつでも無縁仏になるのです。

先祖のお墓に数年ぶりのお墓参りに行ってみると、無縁仏として撤去されていてお墓が無くなっていた、なんてことが現実には起こり得るのです。

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